GA4における「エンゲージメント」は新たに追加された指標で、ユーザーがWebページで行った操作に関する指標です。
中でも「エンゲージのあったセッション」という指標ではでセッションの質を見るのに役立ちます。
Webサイトを訪問したユーザーの行動
例えば、ぺージビュー、ぺージスクロール、資料ダウンロード、クリックなど、具体的なユーザーの行動があります。そのユーザーの行動を知ることはWebサイトを運営していく上でとても大切な分析です。
セッション数とは
まずは「セッション数」を見てみましょう。セッション数とは、特定の期間内にWebサイトに訪問したユーザーの訪問回数を指します。訪問から離脱までの一連の流れをセッション数1としてカウントされます。
GA4の「レポート」→「ライフサイクル」→「集客」→「概要」。セッションのデフォルトチャネルグループが表示されますが、赤枠①をクリックしてカテゴリを切り替えることも可能です。
また、赤枠②「トラフィック獲得レポートを表示」をクリックすると下記のような詳細画面が表示されます。
詳細画面で表示される情報は以下のとおりです。
- 集客カテゴリ別の新規ユーザー数
- 集客カテゴリ別のユーザー数
- 集客カテゴリ別のセッション数、エンゲージのあったセッション数、セッションあたりの平均エンゲージメント時間、セッションあたりのイベント数、コンバージョン数等
エンゲージメントのあったセッション数とは
GA4には「エンゲージメントのあったセッション数」という指標があります。エンゲージメントは直訳すると「約束する」や「従事する」になりますが、GA4の場合は「ユーザーがサイトに興味を持ってくれた」と認識するとわかりやすいと思います。
では、「ユーザーがサイトに興味を持ってくれた」と判断する基準はなんでしょうか。実はGA4が具体的に判断している基準があります。下記のいずれかの条件を満たすセッションだった場合、「エンゲージメントのあったセッション数」としてカウントされます。
- 10秒以上の滞在
- 2ページ以上の閲覧
- コンバージョンイベントの発生
またGA4では、エンゲージメント率が高いセッションは良いセッションと考えられています。
エンゲージメント率 = エンゲージメントのあったセッション数 ÷ セッション数
逆にセッションがあってもエンゲージメントが無いということは、ぺージに来て10秒未満で離脱、1ページだけ見て離脱、コンバージョンが発生しない。等の結果だということです😭
エンゲージメントはなぜ必要なの?
セッション数は先ほどの説明のとおり、訪問から離脱までの流れを1としてカウントします。単純に言えばユーザーがWebサイトに訪問してくれた数です。セッション数も大事ですが、運営者にとって嬉しいのはぺージをちゃんと読んで興味関心を抱いていただくことですので、エンゲージメント率が上がる方が嬉しいことです。
そのためには「ユーザーがサイトに興味を持ってくれた」と判断する3つの基準を基にエンゲージメント率を上げていくようなコンテンツページを作成していくことが大切です。逆にエンゲージメント率の低いコンテンツページはその原因を探り、改善した方が良いページと言えます。
まとめ
分析することは、面倒くさい作業かもしれません。しかしWebサイトを運営していく上で大切なことは時間をかけて育てていくこと。Webサイトは会社の資産になり、ある時期が来たらWebサイトが24時間365日動いてくれる営業マンになってくれます。
是非、コンバージョンに影響のあるぺージやブログ記事を分析してWeb集客につなげていってくださいね。
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